従来、医学の1分野である「症候学」を、薬剤師が医療現場で活用するために応用した画期的な書。
多岐にわたる疾患を網羅し、各症状ごとに「定義」「病態生理」「分類と考えられる疾患」を丁寧に解説し、薬剤処方や服薬指導のための最新の基礎知識を提供するテキスト。第2版では各症候に「トリアージ」も加え大幅改訂。
慶應義塾大学薬学部の「症候学」の教科書として使用しています。

はじめに
症候学について トリアージと対応
<全身性症状> 1. 発熱 2. 体重減少、るいそう <循環器> 3. 胸痛 4. 心悸亢進・動悸 5. 低血圧、起立性低血圧 6. チアノーゼ 7. ショック <呼吸器> 8. 呼吸困難 9. 咳嗽 10. 喀痰 11. 血痰・喀血 <精神・神経系> 12. 頭痛 13. 不眠 14. 嚥下障害 15. 意識障害 16. 痙攣 ……
著者略歴は書籍刊行時のものを表示しています。
【著者】 服部 豊(はっとり ゆたか) 慶應義塾大学薬学部教授(病態生理学講座)。
1984年 慶應義塾大学医学部卒業。同大学医学部内科研修医。 1986年 川崎市立川崎病院内科医員。 1988年 国立がんセンター研究所(分子腫瘍学部)研究員。 1993年 米国スローンケタリングがんセンター留学。 1996年 慶應義塾大学医学部内科助手(血液・感染・リウマチ内科)。 2006年 同講師。 2008年 慶應義塾大学薬学部教授(病態生理学講座)。慶應義塾大学薬学部生涯学習センター 通信講座企画委員。 2011年 慶應義塾大学薬学部生涯学習センター センター長。
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