「物理」は、本当に理系だけのものか? ▼「物理」の扱う分野―ミクロの原子から宇宙の果てまで―を広く基礎から詳細に説明。最低限の式と多彩な図版を使用することで、より具体的に丁寧な説明を心がけた。また、実際の実験授業の内容と結果を反映しているため、抽象的な概念書にならず、大変分かりやすく実践的な書である。
本書は、日本図書館協会選定図書です。

はじめに
記号表
第1章 物理学とは
第2章 原子 2.1 原子とは 2.2 原子論から見た物理現象 2.3 原子論と時間の矢 2.4 ブラウン運動と原子の実在 珈琲タイム:物理学と経済学
第3章 古典力学 3.1 ニュートンの法則とその意味 3.2 力学系の例 3.3 決定論とカオス 珈琲タイム:カオスの発見
第4章 波 4.1 波とは? 4.2 波の干渉 4.3 波の回折 珈琲タイム:光速、単位とキログラム原器 ……
著者略歴は書籍刊行時のものを表示しています。
青木健一郎(あおき けんいちろう) 専門分野:理論物理学(素粒子物理、非平衡の物理) 略歴:1984年東京大学理学部物理学科卒業。1989年Princeton 大学物理学科Ph.D. 1989年UCLA物理学科研究助手、1993年東京工業大学理学部物理学科助手、1995年慶應義塾大学経済学部助教授、1999年同教授。2009年慶應義塾大学自然科学研究教育センター所長 著書:「素粒子物理学」(朝倉書店、原康夫、稲見武夫と共著)
|