イノベーション普及過程を体系的に論じる入門書。イノベーション普及過程に関わりあう諸要因や普及のメカニズムを解明する。
イノベーション研究の第一人者、E.M. ロジャーズ等、過去のイノベーション研究の成果を踏まえ、イノベーションの普及過程をたどり、新製品・新情報の採用に影響を与えるオピニオン・リーダーの役割を論じる。

第1章 イノベーション普及過程の構成要素と主要概念 第2章 イノベーションの分析 第3章 イノベーションの採用・不採用の意思決定 第4章 イノベーション決定過程におけるコミュニケーション・チャネル 第5章 イノベイティブネス概念――その定義と測定についての理論的検討―― 第6章 イノベイティブネス概念――イノベイティブネス概念に関する経験的(実証的)研究の検討―― 第7章 イノベーション普及過程とインターパーソナル・コミュニケーション――オピニオン・リーダーに焦点をおいて――
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青池愼一(あおいけ しんいち) 成城大学社会イノベーション学部教授・慶應義塾大学名誉教授 1942年生まれ。1966年慶應義塾大学文学部卒業、1971年慶應義塾大学大学院社会学研究科博士課程修了。社会学博士。慶應義塾大学文学部助手、助教授、教授を経て、現職。専攻はイノベーション普及学、コミュニケーション学、社会心理学。 主要著作に、『日常生活とコミュニケーション』(共著、慶應通信、1986年)、『現代社会心理学―心理・行動・社会―』(共編著、慶應義塾大学出版会、2004年)、E.M. ロジャーズ著『イノベーション普及学』(共監訳、産能大学出版部、1990年)など。その他、イノベーション普及過程などに関する論文多数。
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