▼新古典派,新制度学派における企業理論を踏まえつつ,人的資産を存立の基盤とする現代の企業に適合すべき新しい企業理論を追求する。 ▼補論として,日本の上場企業のコーポレート・ガバナンスの実態を探る克明なアンケート調査を付す。

本論 序 章 1. 問題意識 2. 検討方法 3.本書の構成 第1章 現代企業とコーポレート・ガバナンス はじめに 第1節 コーポレート・ガバナンスの概念 第2節 株式会社制度とコーポレート・ガバナンス 第3節 株式会社の発展とコーポレート・ガバナンス
第2章 企業理論におけるコーポレート・ガバナンスの視座 はじめに 第1節 コーポレート・ガバナンス研究の分析視点と企業理論 第2節 新古典派経済学とコーポレート・ガバナンス 第3節 ……
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渡辺智子(わたなべ ともこ) 慶應義塾大学准訪問研究員(商学部)、博士(商学) 専攻:企業理論 著作:「企業理論と現代企業のガバナンス」日本経営学会編『日本企業再生の課題』千倉書房(2005年)、「現代企業のガバナンスとの関係特殊投資――不完備契約論を超えて――」『三田商学研究』第47巻第4号(2004年10月)、「新しい企業理論と現代株式会社の取締役会の役割」『三田商学研究』第48巻第1号(2005年1月)他。
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