これからの高齢者福祉は、地方自治体に何を求め、私たちの社会をどのように変えようとしているのか?介護保険制度の導入過程をつぶさに観察し、地域の取り組みから日本の将来像を描き出す。
はじめに――G-SECと地域マネージメント―― 第1章 介護保険の導入と地方自治体の役割の変化 第2章 高齢者福祉政策に対する認識と介護保険の導入 第3章 介護保険に対する自治体の認識 第4章 介護保険導入直前の自治体の対応 第5章 小規模自治体における介護保険運営 第6章 広域対応による介護保険運営 第7章 大都市における介護保険運営 第8章 介護保険情報に関する環境整備 第9章 介護保険制度下の自治体の独自政策(1)
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著者略歴 小林良彰(こばやし よしあき) 1954年東京都生まれ。1982年慶應義塾大学大学院法学研究科博士課程修了。現在、慶應義塾大学法学部教授、法学博士。 主要業績に、『現代日本の政治過程』(東京大学出版会、1997年)、『日本人の投票行動と政治意識』(編著、木鐸社、1997年)、『地方自治の実証分析』(編著、慶應義塾大学出版会、1998年)、『選挙・投票行動』[社会科学の理論とモデル、第1巻](小林良彰編集「社会科学の理論とモデル」全11巻、東京大学出版会、2000年)、『地方自治の国際比較』(編著、慶應義塾大学出版会、2001年)ほか。
名取良太(なとり りょうた) 1974年東京都生まれ。2000年慶應義塾大学大学院法学研究科博士課程単位取得退学。現在、関西大学総合情報学部助教授。 主要業績に、『地方自治の実証分析』(共著、慶應義塾大学出版会、1998年)、『地方自治の国際比較』(共著、慶應義塾大学出版会、2001年)、「補助金改革と地方の政治過程」『レヴァイアサン』33号(木鐸社、2003年)、「選挙制度改革と利益誘導政治」『選挙研究』17号(木鐸社、2002年)ほか。
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