慶應義塾大学商法研究会編 平成十一年に逝去した津田利治・慶應義塾大学名誉教授の、戦前から戦後にかけての論考十九本を集大成、津田商法学の今日的意義を世に問う。透徹した法理論と、利益状況を索める厳密な法解釈論に溢れた学界待望の書。研究者、実務家必読。

会社法以前 有限會社について 新商法點描 一人會社について 改正株式會社法總評 改正株式會社法の解釈上の諸問題 改正株式會社法の難點 新株引受権の正體 取締役會の権限を繞る二三の問題 會社設立無数 株式会社法における概念の貧困 資本と株式の復縁−無額面株式と資本の増減をめぐる問題− 業務の決定と業務の実行−取締役会の権限と関連して− 会社の政治献金判決について 発起人の意義 真実に合致しない振出日、 ……
|