ロシアの市場化と官僚的民主主義
新制度派経済学に基づく分析
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旧共産圏諸国の資本主義体制への移行をロシアを題材にして政治学・経済学の新しい視点から分析する。民主主義と市場経済の相互関係を分析するための独自のパラダイムを提示、合理的選択新制度論を用いて、ロシアとラテン・アメリカの体制移行を比較。 従来のロシア・東欧研究とは違ったアプローチを試みた、学界注目の書です。

はじめに ー本研究のもとになる基本的問題意識についてー
第一編 理論
第一章 合理的選択新制度論・新制度派経済学の基本的な考え方
第ニ章 市場経済・民主主義への体制転換の一般理論
第二編 ケース・スタディー
第三章 ポスト共産主義ポーランドにおける旧共産党の政権復帰の理論分析 ―SLDは本当に社会民主主義勢力として戻ってきたのか?―
第四章 ラテン・アメリカ型「テクノクラート右派」を基 ……
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1967年 愛知県生まれ 1990年 慶應義塾大学法学部政治学科卒業 1992年 筑波大学大学院地域研究研究科修士課程終了 1993年から1995年まで コロンビア大学大学院政治学部博士課 程(ハリマン研究所、東中欧研究所)に留学、研究 1997年 慶應義塾大学大学院法学研究科政治学専攻後期 博士課程単位取得退学 1998年7月から2001年3月まで 日本学術振興会特別研究員 2001年1月 法学博士号(慶應義塾大学)取得 2001年4月から 在モスクワ日本大使経済部専門調査員
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