「酒場の判事」ロイ・ビーン、「カウボーイ・アーティスト」チャーリー・ラッセル、「アメリカ開拓者の案内人」サカガウィアなど、アメリカ西部の人物エッセイを中心に、アメリカ研究者である著者の軽妙なエッセイ、1970年代の創作、評論を収録した随筆・作品集。 第一回「群像」新人文学賞受賞作をはじめとする、魅惑的なエッセイ、評論を収録しています。

I 雑記帖のアメリカ ロイ・ビーンのこと ラッセルとウェスタン・アート 丘の上の墓 シンシア・パーカーの砦 クーパーのアメリカ ホークアイとダニエル・ブーン I LOVE TEXAS テキサスのドラえもん 『人物アメリカ史』のこと ヴィクトリア・ウッドハル 大統領夫人――もうひとりの大統領 マウンテン・マン
II あのころのこと ダリが愛した時間 ダリ自伝の魔術 ……
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足立 康(あだち やすし) 1936年、東京生まれ。慶應義塾大学文学部英文科卒。同大学院修士課程修了。テキサス大学大学院(アメリカ文明)修士課程修了、博士課程単位取得退学。慶應義塾大学経済学部助手を経て、青山学院女子短期大学教養学科専任講師、現在同教授。傍ら、慶應義塾大学、早稲田大学、津田塾大学等で非常勤講師。主としてアメリカ史関係の科目を担当。訳書にサルバドール・ダリ『我が秘められた生涯』(新潮社)、ロデリック・ナッシュ『人物アメリカ史』上下(新潮社)、ジェイムズ・フェニモア・クーパー『モヒカン族の最後』(福音館書店)等。
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