専門の日本外交史以外でも才筆をふるってきた著者が、義塾での出来事、自身の生い立ち、身の回りの出来事など、折にふれ、長年書きためてきた文章をまとめたもの。ユーモアと滋味にあふれる好エッセイ集。

第一部 第二の故郷 三田の山―大学と大学生 最近塾生用語事情/卒業論文/卒業論文返還式/成績表/試験 ほか
第二部 父、母、師、友、旅 父の原稿/母―教育ママの元祖=^八月一五日の空/中学時代 ほか
第三部 身辺雑記 逃げた小鳥/逃げた小鳥その後/ヒヨドリが巣立った/家出犬探し ほか
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池井 優(いけい まさる) 1935年生まれ。1959年慶應義塾大学法学部政治学科卒、1966年同大学院法学研究科博士課程修了。1972年慶應義塾大学法学部教授。2000年3月に定年退職。同年4月より、清和大学法学部教授。法学博士。日本外交史のみならず、野球界をはじめ多彩な分野に才筆をふるっている。 著書に『三訂 日本外交史概説』(慶應義塾大学出版会)、『大リーグへの招待』(平凡社)、『陸の王者慶應』(慶應義塾大学出版会)、『オリンピックの政治学』(丸善)、『藤山一郎とその時代』(新潮社)、『決断と誤断』(慶應義塾大学出版会)など。
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