不確実な現代ニッポンの世の中を経済学の概念と歴史に学ぶ発想で眺めてみれば、そこに心豊かに生きる知恵が見つかる。―ミドル・エイジに贈る、軽快エッセイ40編を収録。

まえがき
T 豊かさの尺度 豊かさの尺度/「不確実」な世をたくましく/会議と機会費用/富本銭から電子マネーへ ほか
U 忠臣蔵の経済分析 武士とインフラストラクチャー/忠臣蔵の経済分析/ミニ・マックス戦略/囚人のジレンマ ほか
V 経済学者の「恋愛のすすめ」 マニュアルの落とし穴/水戸黄門と騎兵隊/経済学者の「恋愛のすすめ」/日本人と独創性 ほか
あとがき
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塩澤修平(しおざわ しゅうへい) 慶應義塾大学経済学部教授。1955年、東京都生まれ。78年、慶應義塾大学経済学部卒業。80年、同大学大学院修士課程修了、82〜86年までミネソタ大学留学、同大学にて Ph.D(経済学博士)取得。専攻は理論経済学、金融理論。高齢化社会における年金システム、医療・介護サービスの問題なども研究。「漫画」について一家言持つことでも知られる。著書に『開花するフィランソロピー』(共著、TBSブリタニカ、1993年)、『経済学入門』(有斐閣、1996)、『金融論』(慶應義塾大学出版会、1991)など多数。
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