子どもの健全な身体的・精神的成長を育むためには、親や地域社会の指導者たちは、どう子どもに接し指導するべきか。長年子ども会活動・地域社会教育に情熱を傾けてきた著者の、心理学に基づく実践的教育論。

序文 小谷津孝明
はじめに 試合に勝てばいいのか 子ども会づくり 新しいチームの誕生 大学に自己検証の場を求めて
第一章 さまざまな子どもたち 子どもの不安定さが意味するもの スポーツ万能のF君 活動的だが自己満足に陥りやすいP君 器用さに欠け、スポーツ活動が苦手なD君 緊張すると情緒不安定になるM君 子どもの自己学習行動のタイプ 指導方法の原点を教える「劣等感型」の子どもたち
第二章 「成長型」の子どもたち 子 ……
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堀田敏之(ほりた としゆき) 1942年長崎県生まれ。長崎県立西高等学校卒業。三菱重工長崎造船所勤務のかたわら、子ども会活動・地域社会教育に情熱を傾ける。その中で、子どもたちの心理を学ぶ必要性を痛感し、1985年慶應義塾大学文学部通信教育課程に入学、教育心理学を学ぶ。1990年卒業。現在、高尾小学校区青少年育成協議会地域部長・長崎市体育指導委員・「辻町エンゼルス子ども会」責任者。
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