日本が21世紀を切り拓く、魅力ある国になるためには今何をなすべきかを、16年間慶應義塾長をつとめ、日本の教育界をリードしてきた著者が提言する。

序にかえて
T 教育を語る 二十一世紀における学校教育のあり方 日本の高等教育−現状と課題 小泉信三先生と私 独立自尊−子どもたちに伝えたいこと [インタビュー]ぬくもりある社会をみつめて−親は家庭は [インタビュー]いまの「自由」に欠けているもの [対談]変わる大学、変わる社会 [対談]これからの福祉教育を考える [インタビュー]日本の大学の「いま」と「これから」 偏差値重視の弊害深刻−日本の危機を直視する
U 政治を語る 日本の目 ……
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石川忠雄 いしかわ・ただお 慶應義塾前塾長(1977年〜1993年)。慶應義塾大学名誉教授。(財)交詢社理事長。法学博士。専門は中国現代史。1922年東京生まれ。 大学審議会会長、青少年問題審議会会長、衆議院議員選挙区画定審議会会長、保健体育審議会会長を務める。その他、臨時教育審議会会長代理、日本私立大学連盟会長、東京都教育委員会委員長、日中友好21世紀委員会日本側座長などを歴任。 1991年文化功労者、1995年勲一等旭日大綬章。 著書に『中国共産党史研究』(慶應通信、1959年)、『私のみた日本外交』(慶應通信、1976年)、『私の夢、私の軌跡』(慶應通信、1993年)、『禍福はあざなえる縄のごとし』(小学館、1997年)など。
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