現今欧米企業を買収した場合の経営上の問題点が数多く指摘されている。本書は豊富な事例を用いてその実態を浮き彫りにし、その対応策についてのサジェスションを行っている。特に企業関係者にすすめる。
はしがき
第1部 序論 第1章 研究の枠組みと調査方法 A.研究の目的 B.調査標本企業と分析方法 C.企業買収による価値創造 1.企業買収の戦略明確化の過程 2.買収価格の決定過程 3.被買収企業の経営の再構築・統合過程 D.行動様式と文化的「コンテクスト」 E.研究調査結果の内容構成
第2部 企業買収に関する調査・研究文献の検討 第2章 企業買収価格の決定についての文献検討 A.株主資本価値の評価についての見方 B.日本企業による企業買収価格の傾向 1. ……
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●1965年慶應義塾大学経済学部卒業、1967年同大学院経済学研究科修士課程、1972年同博士課程修了、1972年同大学ビジネス・スクール助手、1974年インディアナ大学ビジネス・スクールDBAプログラム修了、同大学経営学博士の称号を受ける。1974年助教授、1975年フィリピンのAsian Institute of Managementの招聘により訪問教授として出講、1987年同大学院経営管理研究科教授。 ●「救済融資とメインバンク関係」(慶應経営論集 第2巻第2号 1980) 「日本における被買収上場企業の特徴」(慶應経営論集 第4巻第1号 1982) 「銀行救済融資企業における再建過程の財務的評価」(慶應経営論集 第5巻第1号 1983) 「ケースブック 財務管理」(慶應通信 1986)
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