はしがき

第１章　規範諸学の科学的根拠
　一　社会的決定の合理性とその客観的根拠
　二　社会的協力の目的と合理的価値体系の要請
　三　哲学的探求の方法
　四　現実状態から理想状態へ
　五　内省的均衡状態

第2章　善悪決定基準
　一　方法論的基礎としての自然状態
　二　各人の満足最大化計画
　四　合理的な善悪決定基準の定式化
　五　多数決が正当であるための必須要件

第3章　正邪決定基準
　一　社会的協力に必要な共通の正邪決定基準
　二　倫理感覚の育成
　三 ……

藤川　吉美（ふじかわ　よしみ）
愛媛県出身（1936）、慶大卒（1963）慶大大学院修（1975）、文学博士（1988）
所属：東工大、専攻：哲学
著書：『論理学入門』東海大出版会、1972 。『数理論理学の諸方法』理想社、1974。『言語システム化の論理』早稲田大学出版部、1975。『正義論入門』論創社、1979。『価値と正義の論理』第三文明社、1981。『科学哲学概論』理想社、1985。『論理学』早稲田大学出版部、1986。『記号論理学』大竹出版、1986。『一般抽象化理論』科学的探究の一方法、大竹出版、1988。『公正としての正義』成文堂、1989。ほか。