現在の日本経済がかかえる問題は、それぞれに関連しながら生じており、単独で解決されるものではない。そのためには経済全体の動きを体系的に理解する必要がある。本書は経済問題を考えるにあたって必要な基本的なマクロ経済理論を紹介した現代マクロ経済学の入門書である。

第T部
第1章 経済循環と国民所得概念 第2章 物価と国内総生産 第3章 有効需要と国民所得水準 第4章 利子率と国民所得水準 第5章 失業とインフレーション
第U部
第6章 国際マクロ経済分析の基礎 第7章 為替レートと経常収支の決定 第8章 開放下のマクロ的安定化政策 第9章 消費需要 第10章 投資需要 第11章 経済成長
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余語將尊 1933年生れ。東京外国語大学英米科卒業。慶應義塾大学大学院経済学研究科修士課程卒業。現在、金沢経済大学経済学部教授。
木村正信 1966年慶應義塾大学経済学部卒業。2001年慶應義塾大学大学院経済学研究科後期博士課程修了。現在、金沢星稜大学経済学部専任講師。
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