太平洋戦争開戦前夜、大正期の知識人たちはいかなる対米観を抱いていたのか。その活躍に比して先行研究の少ない人物にもスポットを当て、知られざる近代史を人物像から照射する。 近衛文麿、宇垣一成、加藤高明、珍田捨己、米田實、半澤玉城、満川亀太郎など、政界や言論界など様々な分野から人物を取り上げています。
近衛文麿の対米観 庄司潤一郎 ー「英米本位の平和主義を排す」を中心としてー 宇垣一成のアメリカ認識 戸部良一 加藤高明と英米中三国関係 櫻井良樹 排日土地法の制定とパナマ太平洋万国博覧会 賀川真理 ー珍田捨己の対米認識を中心としてー 米田實の対米認識 杉山肇/伊藤信哉
著者略歴は書籍刊行時のものを表示しています。
長谷川雄一 駒沢女子大学人文学部教授
庄司潤一郎 防衛庁防衛研究所戦史部第一戦史研究室長
戸部良一 防衛大学校国際関係学科教授
櫻井良樹 麗澤大学外国語学部助教授
賀川真理 阪南大学国際コミュニケーション学部助教授
杉山肇 東北公益文科大学公益学部教授
伊藤信哉 神田外語大学講師・秀明大学講師
五味俊樹 大東文化大学法学部教授
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