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 建国以来、中国の政治は何を行い何を行わなかったのか。現代中国の政治社会を多様な側面から分析・考察し、その理論と実践を明らかにするなかで、今後の中国政治・外交問題・日本との関わりを展望する。
					
						
 第16回(2000) 大平正芳記念賞受賞。
 
序章 覇権大国か、責任大国か−問われる中国の将来はじめに
 一 中国はいま過渡期
 二 不透明な中国内政
 三 揺れる中国外交
 
 第一部 中国のなかの中国政治
 第一章 中国共産党−一党体制の存続と変容
 はじめに
 一 一党体制をもたらした諸要因
 二 問われつづけた一党体制
 三 一党体制の存続と危機の諸要因
 四 一党体制の効果と限界
 五 一党体制変容の可能性
 六 一九八九年の民主化運動と一党体制の危機
 
 第二章 毛沢東の遺産 ……
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小島朋之(こじま・ともゆき)慶應義塾大学総合政策学部教授。一九四三年生まれ。慶應義塾大学法学部政治学科卒業、カリフォルニア大学歴史学部博士課程、慶應義塾大学大学院法学研究科博士課程修了。法学博士。東アジア論、現代中国論、比較体制論を専門とする。
 著書に、『中国政治と大衆路線』(慶應通信、一九八五年)、『中国の政治社会』(芦書房、一九八六年)、『変わりゆく中国の政治社会』(芦書房、一九八八年、アジア・太平洋賞・特別賞受賞)、『模索する中国』(岩波書店、一九八九年)、『中国共産党の選択』(中央公論社、1991年、『中国が香港になる日』(時事通信社、一九九二年)、『毛沢東とケ小平』(共著、NTT出版、一九九四年)、『ケ小平のいない中国』(日本経済新聞社、一九九五年)、『中国のゆくえ』(時事通信社、一九九七年)、『中国の政治社会』(芦書房、一九九九年)他がある。
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