市場を通じての解決が困難な環境、社会資本、高齢化をめぐる諸問題には、政府の積極的な介入が不可欠である。我が国の実状をふまえ、望ましい介入と負担のあり方を体系的に論ずる。

序章 現代日本の公共政策 第1章 新しい環境破壊とその対策 1.はじめに 2.内部化のための諸政策 3.地球規模での大気汚染とその対策 4.廃棄物処理をめぐる諸問題 5.地球規模での環境破壊と日本の役割 第2章 バブル期の地価高騰と土地政策 1.はじめに 2.首都圏における地価高騰の原因 3.土地政策の批判的検討 4.ありうべき土地政策 第3章 大都市圏における社会資本整備とその財源 1.はじめに 2.大都市圏の ……
著者略歴は書籍刊行時のものを表示しています。
鈴木 守(すずき まもる) 昭和10年 東京生まれ。 昭和33年 慶應義塾大学経済学部卒業。明治生命保険相互会社勤務の後 昭和44年 慶應義塾大学大学院経済学研究科博士課程修了。明治学院大学、東洋大学を経て 現在 東海大学政治経済学部教授、経済学博士。 主要著書 『外部経済と経済政策』(ダイヤモンド社)、『公共政策論』(東海大学出版会)、『経済学入門――理論・分析・政策――』(春秋社)。
|