資本の蓄積過程を資本主義の発展に沿って現代に至るまでを解説。資本主義の原形が形成されたイギリスを中心に中国や日本の事例を具体的に取り上げてわかりやすく論じる。関連事項の年表を付す。

はしがき 本書の構成 序章 資本蓄積の概念 1.リカードの穀物経済 2.蓄積と剰余の概念 3.資本蓄積の進展
第T部 資本の蓄積過程 第1章 順調な資本蓄積 1.第T部での基本設定 2.再生産表式 3.再生産の条件 第2章 技術進歩と蓄積の長期的傾向 1.技術と所得分配 2.所得分配と技術進歩 3.「定型化された事実」 4.資本蓄積の歴史的動向 第3章 景気循環 1.資本蓄積と景気循環 2.19 ……
著者略歴は書籍刊行時のものを表示しています。
寺出 道雄(てらで・みちお) 1950年 東京に生まれる。1974年 慶應義塾大学経済学部を卒業。 現在 慶應義塾大学経済学部教授。 共編著に『持続可能性の経済学』(慶應義塾大学出版会、1996年)他。 訳書に『中国の地方都市における信仰の実態』(W.グロータース著、五月書房、1993年)他。
|