「詩とは言葉のひびきやリズムに終始するものではない。詩とは真実の告白である」。窪田空穂、リルケらの作品を題材に、詩が持つ真の力について考察する。詩が日常を超える刹那を見事にとらえた佳作。

まえがき
第一章 窪田空穂 第二章 ライナー・マリア・リルケ 第三章 ラビーンドラナート・タゴール タイム・アウト1 第四章 トリスタン・ツァラ 第五章 フェデリコ・ガルーシア・ロルカ 第六章 パウル・ツェラン 第七章 フランシス・ポンジュ タイム・アウト2 第八章 詩の真実とことば エピローグ あとがき
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野守正 文学博士。 主な著訳書に『理論と情報の世界』(ダイヤモンド社 共著)、クロッソン、セイヤー共著『情報工学と哲学』(培風館 共訳)、『論理学』(共著)、『認知の構造−私たちは何を見ているか−』(以上、慶應通信)、『十五人の画家たち』(ぎょうせい)などがある。
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