［特集１］　子どものうつ、不登校、引きこもりなどは、めずらしくなくなっています。しかし、このような明らかな症状になる前にも、何らかのサインが発せられているのではないでしょうか。
　「子どものサイン」をどのような場、対象、環境で読み取ることができるのか専門家の方々が論じます。

［特集２］　発達の遅れなどよりも、社会との関わりの困難による「生きづらさ」が障害であるともいわれています。そこで今回は「ストレス」に焦点をあてます。

特集１・子どものサインを読む
［巻頭随筆］子どものこころとサイン………村田豊久
サインとしての行動・症状………冨田和巳
子どもの声を聞き取る――コミュニケーションの語法について………七木田　敦
乳幼児健診で読む親子のサイン………秋山千枝子
非行を犯した子の発するサイン――千葉・友墾塾の活動に学ぶ………佐々木　央
虐待を受けた子どものサイン………河浦龍生・藤林武史
子どもたちに居場所はあるか――「居方」というサイン………南　博文

特集２・障害児とストレス
発達障害児とストレス………小林繁一
脳性麻痺児とストレス………長　和彦
障害児の同胞とストレス………森　優子

子どもは「育てられて育つ」▼
関係発達という考え方（7）――両義性という考え方3………鯨岡　峻
こころの四季▼小さなジョディ………滝川一廣
今月の視点▼これからの大学………寺脇　研
折々の一冊▼『わたしの整理術』………安藤延男
カレント・トピックス▼国際数学・理科教育動向調査………阿部　洋
特別支援教育のページ▼久里浜だより＝国際担当の活動紹介――「アジア・太平洋特別支援教育ジャーナル」の刊行について………独立行政法人国立特別支援教育総合研究所
編集後記………坂元一光