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目次
地域研究と第三世界
B6判/並製/258頁
初版年月日:1989/03/31
ISBN:
978-4-7664-0440-1
 
(4-7664-0440-8)
Cコード:C3030
税込価格:1,100円
地域研究と第三世界

目次

まえがき

中国における郷鎮工業と小城鎮建設問題―江蘇省を中心として― 宇野 重昭
 一、小城鎮研究のはじまり
 二、費孝通の独自性
 三、基層幹部の視点から
 四、調査のはじまり
 五、蘇南モデルとその変化
 六、小城鎮郷鎮工業の重要性
 七、中央と地方
 八、生きている自治の伝統
 九、血縁・地縁・利益の重なりあい
 一〇、確実な事実から地域研究へ

地域研究としての現代中国学  中嶋 嶺雄
 一、地域研究とは何か
 二、日中関係への地域研究的アプローチ
 三、「文化」の重要性と問題点
 四、中国認識の座標
 五、現代中国学の提唱
 六、中国認識の方法と視角
 七、中国を動かす二つの圧力
 八、中国の変化を見るための三つのポイント
 九、日中関係とアジアの国際環境

中国の経済と歴史―地域研究と中国経済史― 浜下 武志
 一、歴史と現代の接続―経済史研究の課題
 二、地域研究の動機と契機
 三、地域の概念と地域研究
 四、中国の経済と歴史
 五、地域の条件―むすびにかえて

インド洋海上史論の試み  家島 彦一
 一、インド洋研究のたかまり
 二、「インド洋」の五海域
 三、ダウ・カルチャーの世界
 四、世界の構成要素
 五、インド洋世界の歴史的展開
 参考文献

地域研究と文化史―ベンガル研究の立場から―臼田 雅之
 一、文化史への道
 二、文化史研究の王道
 三、日本におけるベンガル研究
 四、ベンガル研究の三つの流れ
 五、「美わしのベンガル」をめぐって

地域研究としてのアフリカ学―文化人類学の立場から―米山 俊直
 一、地域研究と地域科学
 二、文化人類学の方法―現地主義と相対主義
 三、相対主義の流れ―ボアズとその後継者たち―
 四、新しいアフリカ学の試み

地域研究としてのカリブ海学―歴史学の立場から―  加茂 雄三
 一、「ベン・ジョンソン物語」
 二、欧米植民地主義の刻印
 三、植民地主義史観
 四、内側からのカリブ海域史
 五、近代ヨーロッパの暗部
 六、封じ込められたハイチ革命
 七、奴隷制砂糖プランテーションの歴史
 八、奴隷制を見直す視点
 九、外部に救済の場を求めて
 一〇、内部の変革による救済
 一一、国民・民衆文化の創造
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