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目次
満洲の農村社会
A5判/上製/304頁
初版年月日:2025/02/25
ISBN:
978-4-7664-3010-3
 
(4-7664-3010-7)
Cコード:C3022
税込価格:5,940円
満洲の農村社会
流動する労働力と農家経営

目次

序章 農村から満洲を問う意味
1 満洲農村の軌跡──歴史的背景
2 日本における満洲研究の展開
3 満洲農村をめぐる論点──先行研究の整理と課題
4 研究手法と史料
5 本書の構成

第1章 近代日本の満洲農村調査
はじめに
1 満洲国成立以前の調査
2 産調による農村実態調査
3 農村実態調査の意義と批判
おわりに

第2章 雇農と村落社会
はじめに
1 村落形成と農業形態
2 雇農の労働形態
3 労働条件
4 年工の雇用と社会関係
5 雇用主との関係
おわりに

第3章 雇農の移動からみる社会関係
はじめに
1 雇農農家の移動
2 移動の動機と経路
3 大経営農家と雇農の関係──綏化県蔡家窩堡の事例
おわりに

第4章 農業労働力の雇用と労働市場
はじめに
1 南満洲における工夫市の形態分析
2 工夫市の利用者と雇用方法
3 工夫市と地域社会──盤山県を事例に
おわりに

第5章 農業外就業と農家経営──南満洲の遼陽県前三塊石屯を事例に
はじめに
1 農業外就業の展開
2 南満洲における農業経営と労働力
3 農業外就業と農家経営の多角化
おわりに 

第6章 分家からみる農家経営の変容──北満洲の蒼氏一族を事例に
はじめに
1 北満洲における農家経営形態
2 蒼氏の分家
3 分家に伴う農家経営の変容──大経営の拡大と中小経営の零細化
おわりに
補節 1980年代以降における蒼氏の宗族活動
蒼氏一族の分家資料

補論 1945年以降の農村社会──土地改革と互助合作の展開
はじめに
1 土地改革の展開
2 土地改革に伴う農業生産の諸問題
3 互助合作運動と農業生産
おわりに
 
終章 労働力と農家経営からみる満洲農村社会
1 本書の内容
2 本書の成果と位置づけ

主要史料一覧 
あとがき
索引
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