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目次
パブリック・ヒストリーの実践
A5判/上製/296頁
初版年月日:2025/01/30
ISBN:
978-4-7664-3005-9
 
(4-7664-3005-0)
Cコード:C3020
税込価格:4,950円
パブリック・ヒストリーの実践
オルタナティブで多声的な歴史を紡ぐ

目次

第T部 「パブリック・ヒストリー」の論点
第1章 堆積するオルタナティブな歴史と記憶 (笠井賢紀)
第2章 歴史における二つの「公」 (田島英一)

第U部 実践に埋め込まれた歴史
第3章 共鳴する親子ラジオ
    ──アメリカ統治下沖縄のラジオ放送が紡いだもう一つの歴史 (松本章伸)
第4章 ロシアの「チャストゥーシカ」と歴史実践 (熊野谷葉子)
第5章 東日本大震災の災害伝承施設とパブリック・ヒストリー
    ── Google Maps レビューデータから紡がれる声 (内尾太一)

第V部 語りづらさを超えて
第6章 何のためなら災禍をめぐる経験を語れるのか?
    ──映像制作を通して共に考える (大橋香奈)
第7章 「語らない」から「語りだす」へ
    ──満洲引揚者・土屋洸子の戦後経験に着目して (湯川真樹江)

第W部 誰が歴史を紡ぐのか
第8章 ひきこもりのパブリック・ヒストリーの可能性と不可能性 (藤谷悠)
第9章 宗教的経験と「歴史」実践のあいだ
    ──セネガルのスーフィー教団を事例として (阿毛香絵)
第10章  パブリック・ヒストリーからジェノサイドへ
     ──パレスチナ/イスラエルにまつわる歴史実践の相克 (ハディ・ハーニ)

第X部 歴史実践を生み出す
第11章 住み継ぐまちづくりに向けた「住まいの記憶史調査」の活用方策 (竹山和弘)
第12章 四国遍路につつまれて
     ──自己の死と歴史実践としての蘇生 (後藤一樹)

あとがき (笠井賢紀)
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