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目次
教育の財政構造
四六判/上製/304頁
初版年月日:2025/01/30
ISBN:
978-4-7664-3006-6
 
(4-7664-3006-9)
Cコード:C3033
税込価格:3,300円
教育の財政構造
経済学からみた費用と財源

目次

まえがき

序 章 教育財政の視点
1 財政の視点から現代のわが国の教育制度をみる
2 教育財政と公共経済学アプローチ
3 教育財政学における「公共経済学アプローチ」という新しい視点
  ――これまでの研究との補完関係
4 本書の構成

第1章 日本の教育方針と教育支出
1 教育方針を振り返る
2 日本の教育支出と成果
3 国の方針「骨太方針(経済財政運営と改革の基本方針)」にみる過去10年の教育財政政策

第2章 教育財政の姿
1 直接的な財政関与に関する論点
2 直接的財政関与に関わる教育資金の流れ
3 資金提供による財政的関与と財政ガバナンス

第3章 国立大学(高等教育)における財源構造
    ――国による財源責任
1 国立大学ガバナンスの仕組み
2 国立大学の財源構造:国立大学法人運営費交付金制度
3 第3期中期目標期間の国立大学法人運営費交付金の戦略的配分と評価
4 第4期中期目標期間の国立大学法人運営費交付金制度
5 国立大学法人運営費交付金による財政ガバナンスの方向性

第4章 公立小中学校(義務教育)における財源構造
    ――国と地方(自治体)の両者による財源責任
1 義務教育費の財政制度と負担構造
2 近年の義務教育費国庫負担金額の推移
3 現行の義務教育費国庫負担制度とインセンティブ構造
4 義務教育費負担の考え方

第5章 公立大学(高等教育)における財源構造
    ――地方(自治体)による財源責任
1 公立大学セクターの拡大と背後にある財源構造
2 公立大学の基準財政需要額の算定
3 学部区分別の単位費用推移
4 学部区分別の学生一人あたり経常経費と財源構造
5 公立大学の財源構造と制度設計の方向性

第6章 公立小中学校(義務教育)における費用構造
    ――規模の経済性の検証
1 教育費の費用構造把握の重要性
2 小中学校教育費の推移
3 仮説:費用構造の想定
4 推定モデルとデータ
5 小中学校における「規模の経済性」の推定
6 公立小中学校の費用構造と制度設計の方向性

第7章 公立大学(高等教育)における費用構造
    ――規模・範囲の経済性の検証
1 公立大学の費用構造把握の重要性
2 公立大学の分類と支出規模
3 費用構造の想定(仮説の設定)
4 推定モデルとデータ
5 公立大学における「規模の経済性」と「範囲の経済性」の推定
6 公立大学の費用構造と制度設計の方向性

あとがき
巻末資料 「経済財政運営と改革の基本方針」における教育政策の概要 
参考文献 
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