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目次
現代日本の金融システム
四六判/上製/484頁
初版年月日:2024/09/20
ISBN:
978-4-7664-2983-1
 
(4-7664-2983-4)
Cコード:C3033
税込価格:3,850円
現代日本の金融システム
パフォーマンス評価と展望

目次

第1章 金融システムをどのように評価すべきか
1 これまでの金融システム評価の問題
2 望ましい金融システム評価の方法
3 本書のアプローチ
4 本書の構成

第2章 金融システム評価のための道具立て(理論的枠組み)
1 日本の金融システムのパフォーマンスをどう評価するか
2 「金融」とは何か
3 金融「システム」とは何か:定義と目的
4 金融システムはどのような要素から成り立っているのか:構成要素
5 金融システムはどのような基準で評価すべきか:評価基準
6 金融システムはどのようなはたらきをするのか:機能
7 金融システムはどのような問題を起こすのか:問題
8 サブシステムとしての公的介入のシステム
9 本書における金融システム評価

第3章 経済環境と金融制度の変遷
1 マクロ経済指標の動きから見た日本経済の変化
2 金融制度の変化

第4章 金融構造とその変遷
1 金融資産の蓄積はどのように変化したか
2 資金循環構造はどのように変化したか
3 小括:日本の金融構造の評価

第5章 資産価格バブルの形成と崩壊(1980年代後半〜1990年代初め)
1 バブルと信用膨張の実態
2 バブルと信用膨張の相乗効果はみられたのか
3 金融自由化はバブルの遠因か 
4 金融政策はバブルの遠因か
5 小括:資産価格バブルの形成と崩壊に関する金融システムの評価

第6章 不良債権問題と金融危機(1990年代〜2000年代初め)
1 不良債権問題と金融危機の実態
2 不良債権問題・金融危機はなぜ発生したのか
3 世界金融危機から得られる示唆
4 小括:不良債権問題と金融危機に関する金融システムの評価

第7章 失われた30年と金融システム@――貸し渋りと追い貸し(1990年代〜2010年代)
1 経済停滞の要因と金融システム
2 貸し渋り・貸しはがしが経済停滞を招いたのか
3 追い貸しとゾンビ企業は経済停滞を招いたのか

第8章 失われた30年と金融システムA――金融政策(1990年代〜2010年代)
1 評価の難しさと本章の評価の視点
2 「失われた30年」における金融政策の変遷
3 非伝統的金融政策の理論的整理と期待される波及経路(理論的可能性)
4 金融政策は経済停滞を招いたのか
5 金融政策と経済停滞に関する検討結果と考察
6 小括:「失われた30年」に関する金融システムの評価

第9章 現代日本金融システムの評価と展望――これまでの金融システムとこれからの金融システム
1 各時代の日本の金融システムの評価
2 日本の金融構造をどう評価するか――「貯蓄から投資へ」の検討
3 金融システム・制度評価と設計への示唆

あとがき
参考文献
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