民主主義は甦るのか?
歴史から考えるポピュリズム

序 章 細谷雄一 衰退する民主主義──歴史から考える民主主義とポピュリズム
第一部 戦間期ヨーロッパの教訓 第1章 板橋拓己 戦間期ヨーロッパにおける民主政の崩壊とファシズム・権威主義の浸透 第2章 水島治郎 オランダの経験──戦間期民主主義における「三つの挑戦」 第3章 山本みずき イギリスの経験──「議会主義への懐疑」と「自由放任の終焉」 第4章 高橋義彦 オーストリアの経験──「非」ポピュリズム的なファシズム? 第5章 長野 晃 ドイツの経験──エルンスト・ルドルフ・フーバーと「ナチズム」
第二部 戦間期日本の教訓 第6章 五百旗頭薫 戦間期日本の政党内閣──緊張・生命・国体 第7章 村井良太 民主主義をめぐる帝国期日本の教訓 ──かつて日本でも民主的後退があった 第8章 竹中治堅 なぜ戦前日本の民主化途上体制は崩壊したのか
第三部 現代における危機 第9章 藤山一樹 ブレグジットにひそむ記憶と忘却──〈一九四〇年〉の呪縛? 第10章 大串 敦 ロシアのポピュリズム的個人支配体制──その成立と問題点 第11章 ジョン・ニルソン= ライト 現代日本のポピュリズム──ノスタルジーとロマン主義
付 論 板橋拓己 ポピュリズムを考える
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