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目次
岡倉天心とインド
四六判/上製/306頁
初版年月日:2023/04/25
ISBN:
978-4-7664-2889-6
 
(4-7664-2889-7)
Cコード:C3010
税込価格:3,960円
岡倉天心とインド
「アジアは一つ」が生まれるまで

目次

序章

第一章 岡倉天心のインド体験
 一 岡倉天心の生涯──美術史の探求
 二 生涯の活動を評価する二つの立場
 三 「アジアは一つ」という課題

第二章 越境するアジア知識人──国境を越えて共鳴する「女性像」 
 一 一八九三年のシカゴ万国博覧会
 二 横山大観とオボニンドロナト・タゴール
 三 アジア近代絵画の創出
 四 二人の女性のまなざし
 五 越境するアジア知識人

第三章 岡倉天心の「転向」──社会進化論の克服
 一 フェノロサと岡倉天心
 二 ギリシア系統説の否定
 三 法隆寺様式の「劇変」
 四 社会進化論の時代
 五 進化論モデルの克服とインド

第四章 ヴィヴェーカーナンダと日本──託された言葉
 一 ヴィヴェーカーナンダの生涯
 二 ヴィヴェーカーナンダと現代インド
 三 宗教観の展開
 四 「仏教的退廃」の背景──ダルマパーラとの関係
 五 仏教とネオ・ヒンドゥー教の「全面革命」
 六 託された言葉──仏教とヒンドゥー教

第五章 インド社会像の探求
 一 インド美術の起源論争
 二 植民地統治とインド社会
 三 ヴィヴェーカーナンダとインド知識人

第六章 反響するインド美術史観
 一 美術史観への関心
 二 「起源」の探求
 三 「アーリヤ人」学説への批判
 四 再会する兄弟

終章 切り開かれた地平──多様な「アジア」へ
 一 ヴィヴェーカーナンダと岡倉天心
 二 反響する多様な「アジア」
 三 ヴィヴェーカーナンダの呼びかけ
 四 アジア主義の軌跡
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