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目次
製造物責任法の論点と解釈
A5判/並製/544頁
初版年月日:2021/11/25
ISBN:
978-4-7664-2782-0
 
(4-7664-2782-3)
Cコード:C3032
税込価格:4,950円
製造物責任法の論点と解釈
――詳解・分析「欠陥」「証明」の裁判例

目次

はしがき/凡例

序 章

第1章 欠陥をめぐる裁判例の概説
  1 欠陥をめぐる裁判例1――食品
  2 欠陥をめぐる裁判例2――医薬品について
  3 欠陥をめぐる裁判例3――自動車、バイク、フォークリフトなど
  4 欠陥をめぐる裁判例4――家電など
  5 欠陥をめぐる裁判例5――自転車などについて
  6 欠陥をめぐる裁判例6――工場用機械などについて
  7 欠陥をめぐる裁判例7――その他の機械・器具について
  8 欠陥をめぐる裁判例8――化学物質、化粧品などについて
  9 欠陥をめぐる裁判例9――その他の製品について

第2章 欠陥の意義と分析
 T 総論的考察――違法性要件としての「欠陥」
  1 製造物責任における違法性と過失
  2 「欠陥」判断について
 U 欠陥をめぐる裁判例の整理・分析
  1 設計上の欠陥または製造上の欠陥肯定事例――過失相殺事例も含めて
  2 指示・警告上の欠陥の事例
  3  過失相殺・素因減額がされた事例――過失相殺・素因減額が争われた事例
  4 欠陥が否定された事例
 V 欠陥の意義とその分析
  1 製造物責任法における「欠陥」の定義規定の導入
  2 製造物責任法の「欠陥」の分類及び判断基準
  3 欠陥判断における考慮事由
  4 過失相殺について
  5 欠陥判断についての本書の立場のまとめ

第3章 欠陥及び因果関係の証明についての裁判例
 T 総論的考察
  1  欠陥と証明責任――欠陥は法的評価でありその法的評価を基礎づける事実が証明の対
  象
  2 公害または医療過誤関係の参考となる判例
 U 製造物責任法制定後の欠陥及び因果関係の証明をめぐる裁判例
 A 製品からの出火が問題となった事例
  1 出火原因が問題になった事例1――家電製品等
  2 出火原因が問題になった事例2――自動車、バイクなど
  3 出火原因が問題になった事例3――工場用機械
  4 出火原因が問題になった事例4――ファンヒーター、ストーブなど
 B 製品による低温火傷が問題になった事例
  1 携帯電話
  2 痩身器具――欠陥の証明が認められた事例
 C 製品の亀裂、切断等による事故
  1 自動車・バイク
  2 自動車・バイク以外の機械製品
  3 自転車
  4 器具・家庭用品など
 D その他の事故
  1 化学的作用が問題となった事例
  2 食品の欠陥が問題となった事例

第4章 欠陥及び因果関係の証明についての考察
 T 欠陥及び因果関係の証明についての判例の一般論
  1 証明度についての一般論――高度の蓋然性の証明ということを維持
  2 欠陥の証明についての総論的考察
 U 判例を参考とした各論的分析
  1 火災事例について1――家電など
  2 火災事例について2――自動車など
  3 火災事例について3――工場用機械
  4 火災事例について4+低温火傷事例――ガス用品、ストーブなど
  5 製品の亀裂、切断等による事故
  6 家庭用品など
  7 化学的作用が問題となった事例――因果関係が問題となる
  8 食品の欠陥が問題となった事例――因果関係が問題となる
 V 欠陥またその出荷時の存在、欠陥と被害との因果関係の証明についての検討
  1 判例の分析と本書の立場
  2 判例規範の具体的運用指針1――欠陥の証明1(製品起因性の証明)
  3 判例規範の具体的運用指針2――欠陥の証明2(通常使用・耐用期間内における被害の
  証明)
  4 判例規範の具体的運用指針3――出荷時における欠陥の存在の証明
  5 判例規範の具体的運用指針4――欠陥との因果関係
 W 本書の立場と立法論について
  1 判例を基本的に承認
  2 欠陥をめぐる3つの証明
  3 証明責任についての立法は必要か

結 章

事項索引/判例索引
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