Think critically クリティカル・ シンキングで真実を見極める

第1章 クリティカル・シンキングとは何か?
第2章 社会についての「議論」とは何か?
第3章 日常生活のなかの議論 エピソード/人物に焦点をあてる議論――対人論証/現代社会のなかの神話/世間知と 隠喩/事実とは何か/日々の推論の注意点
第4章 社会科学の発想法 パターンを認識する/因果関係の基準/社会科学のクレイムを評価する/証拠の重要性 第5章 なぜ社会科学を信用するのか 社会科学のなかの社会学/社会学の事例/社会学とクリティカル・シンキング
第6章 社会学とはどういう学問か 社会学のなかの陣営/社会学が抱く羨望/社会学はまとまりがない 第7章 社会学における立場の違い 楽観主義と悲観主義/〈文化チーム〉と〈構造チーム〉/インサイダーとアウトサイダー/悲劇と 喜劇/志向性の重要性
第8章 言葉の問題 特殊用語/流行語/用語の定義の問題/概念の拡大――コンセプトクリープ
第9章 社会についての「問い」と「測定」 社会学的な問い/経験的な問い/問いに答えるための測定/何が測定されているか?/ 測定を疑う
第10章 比較は大事 変数とは何か/比較にまつわる問題/様々な比較による研究結果/再現性の重要性/定性 的研究者にとっての比較/比較を疑う
第11章 社会現象の「傾向」の捉え方 傾向をどのように理解するか/生態学的誤謬とは何か/社会学的説明の注意点/傾向を考え ることの重要性/
第12章 証拠を吟味する 効果的な証拠とは何か/それほど効果的でない証拠/証拠の選択を疑う/研究の選択を疑う 第13章 自分自身を疑う みずからの偏見を認識し対処する/期待が発見に与える影響/イデオロギー的同質性の問 題/自分にクリティカルであること 第14章 論じるのが厄介なテーマ 文化の波が起こすこと/「良い子問題」/タブーとなっているテーマ/限定なしにクリティカルに 考える おわりに――なぜクリティカル・シンキングは重要なのか
訳者あとがき 註 参考文献 索引
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