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目次
命をどこまで操作してよいか
A5判/並製/224頁
初版年月日:2021/09/22
ISBN:
978-4-7664-2768-4
 
(4-7664-2768-8)
Cコード:C3012
税込価格:2,750円
命をどこまで操作してよいか
応用倫理学講義

目次

    
    
序 文

第1章 私たちは誰(何)に対して道徳的義務を負うか
     道徳的地位の議論から考える
     1 生きているものと生きていないものの境界
     2 「生命への畏敬」に基づく見方
     3 「有感性」に基づく見方
     4 「道徳的行為者性」に基づく見方
     5 「関係性」に基づく見方
     6 道徳的地位の七原則
     コラム1 種差別
     コラム2 予防原則

第2章 動物で人の臓器を作ってよいか
     ヒト化する動物をめぐる倫理
     1 キメラ動物とは何か
     2 キメラ動物をめぐる倫理
     3 ヒト化する動物――人の脳、精子・卵子、容姿を持つこと
     4 私たちはキメラ動物にどのような道徳的義務を負うのか
     コラム3 ES細胞、iPS細胞

第3章 体外で胚や脳を作ってよいか
     人の発生をめぐる倫理
     1 胚、エンブリオイド、脳オルガノイド
     2 人の発生をめぐる倫理
     3 精子・卵子の道徳的地位を考える
     4 胚やエンブリオイドの道徳的地位を考える
     5 脳オルガノイドの道徳的地位を考える
     6 体外で精子・卵子、胚、脳を作ってよいか
     コラム4 滑り坂論法

第4章 体外で作られる精子・卵子から子どもを生みだしてよいか
     生殖をめぐる倫理
    1 親の利害、未だ存在しない未来世代の利害
    2 生殖をめぐる倫理
    3 生殖と害悪
    4 自然な生殖と不自然な生殖
    5 誰に利用を認めるべきか
    6 道徳的地位の観点からどう捉えるべきか

第5章 子どもの遺伝子を操作してよいか
     未来世代をめぐる倫理
    1 ゲノム編集
    2 遺伝性のゲノム編集をめぐる倫理
    3 そもそも認めてよいか
    4 どこまで認めるべきか
    5 実際に進める場合、どのような手順を踏むべきか
    6 遺伝性のゲノム編集の倫理的是非
    コラム5 世界初のゲノム編集を用いた生殖
    コラム6 オビエド条約
    コラム7 ヒトゲノムと人権に関する世界宣言

終 章 生命倫理の議論はどうあるべきか


参考文献
あとがき
索 引
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