民俗学の思考法
〈いま・ここ〉の日常と文化を捉える

はじめに 門田岳久
第T部 〈いま・ここ〉を捉える思考法
第1章 生きるための民俗学へ ――日常とヴァナキュラー 島村恭則
第2章 過去に縛られながら未来に向かう ――世相と歴史 岩本通弥
第3章 文化を伝え、演じ、作り出す ――芸能とパフォーマンス 周 星
第4章 ソーシャルメディアは伝承母体になりうるか ――ハナシとメディア 法橋 量
第5章 暮らしのなかのブラックボックス ――科学技術とフォークロア フェルトカンプ, エルメル
第6章 モノを使う、モノに使われる ――生活と生態 田村和彦
第7章 何も信じられるものがない時代の宗教性 ――信仰と実践 門田岳久
第8章 なぜ文化を遺しておかなくてはならないのか ――文化遺産と制度 川松あかり
第9章 災害多発時代に命と暮らしを守る ――防災・減災と復興 山 泰幸
第10章 超高齢時代のまちづくり ――地域コミュニティと場づくり 山 泰幸
第11章 変わりゆく家族のかたち ――親族とつながり 岩本通弥
第12章 グローバリゼーションとモビリティ ――移動と越境 島村恭則
第13章 着て、食べて、住まい続ける ――生活と衣食住 及川祥平
第14章 新しい生き方と死に方 ――人生と儀礼 及川祥平
第U部 現代民俗学を読み解くキーワード36 1 民 俗 室井康成 2 文化の伝達 重信幸彦 3 中央と周辺 島村恭則 4 日 常 岩本通弥 5 伝統とイデオロギー 重信幸彦 6 ヴァナキュラー 島村恭則 7 都 市 岩本通弥 8 世 相 室井康成 9 民俗学の人間モデル 門田岳久 10 自治と互助 金子祥之 11 ノスタルジーと郷土 法橋 量 12 近代化 田村和彦 13 ジェンダー 加賀谷真梨 14 文化人類学と民俗学 島村恭則 15 教 育 施 尭 16 フォークロリズム 法橋 量 17 ネット社会の民俗 飯倉義之 18 美 施 尭 19 ライフコース 及川祥平 20 語 り 川松あかり 21 記 憶 及川祥平 22 自 然 松田睦彦 23 宗教的なるもの 及川祥平 24 ケ ア 加賀谷真梨 25 地 域 朴 承賢 26 公共民俗学 金子祥之 27 世界の民俗学 田村和彦 28 フェス・イベントと祭り・行事 俵木 悟 29 文化政策 俵木 悟 30 フィールドワーク 門田岳久 31 エスノグラフィー 門田岳久 32 働 く 加賀谷真梨 33 差 別 辻本侑生 34 地域差/地域性 鈴木洋平 35 サブカルチャーと民俗学 飯倉義之 36 複数の民俗学 門田岳久
索 引
|