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目次
宗教の経済学
四六判/上製/264頁
初版年月日:2021/03/30
ISBN:
978-4-7664-2683-0
 
(4-7664-2683-5)
Cコード:C3033
税込価格:2,970円
宗教の経済学
信仰は経済を発展させるのか

目次

はじめに

第1章 市場としての宗教
 宗教の経済学――信仰は何より大事
 本書の概要

第2章 何が宗教性を決めるのか
 宗教の需要と世俗化仮説
 宗教の供給と宗教市場モデル
 礼拝出席者数の長期データ
 宗教性に関する最近の国際的データ
 宗教性を決定する諸要因
 ハーバード大学におけるナンズと宗教性
 改宗について
 宗教性を決定するものは何か

第3章 宗教は経済成長を促すのか――プロテスタンティズムと資本主義
 救済と世界宗教
 宗教改革の諸思想
 現代のデータでみる宗教と経済成長
 なぜ宗教が経済成長にとって重要なのか
 プロテスタンティズムと人的資本
 両方向の因果関係を一致させる

第4章 イスラムと経済成長――およびヒンズー教・仏教・ユダヤ教と経済成長
 ムハンマドとイスラムの台頭
 マドラスとワクフ
 イスラム文化の凋落
 イスラム法と規制
 欧州内紛争へのイスラムの影響
 メッカ巡礼とラマダン
 その他の宗教
 イスラムとその他の世界宗教

第5章 どのような国が国教をもつのか
 国家を持つか持たないかの判定
 国家を決めるのは何か
 アダム・スミス対デイヴィッド・ヒューム
 国家宗教についてわかったことは何か

第6章 クラブとしての宗教――教団と信者の政治経済学
 宗教のクラブモデル
 暴力的な宗教集団
 チベットにおけるゲルク派の台頭
 クラブモデルからの洞察

第7章 聖人作りの経済学――カトリック教会のグローバル戦略
 カトリック教会のプロテスタントに対する競争
 聖人作りと宗教競争
 聖人の安売りか、カトリック高揚の手段か

第8章 宗教の富
 信じることと所属すること
 宗教の拡散
 宗教と科学

【宗教の経済学】解説  大垣昌夫


参考文献
索引
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