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目次
大正デモクラットの精神史
A5判/上製/368頁
初版年月日:2020/02/28
ISBN:
978-4-7664-2646-5
 
(4-7664-2646-0)
Cコード:C3010
税込価格:6,160円
大正デモクラットの精神史
東アジアにおける「知識人」の誕生

目次

序 論
 「知識人」としての大正デモクラット/「インテリゲンチャ」の受容と普及/ドレフュス事件と「知
 識人」/大逆事件と「知識人」の不在/黎明会と「知識人」の誕生/黎明会と「知識人」界/
 黎明会と朝鮮「知識人」/黎明会と中国「知識人」/本書の目的

  第一部 大正デモクラットと中国

第一章 吉野作造と中国知識人――キリスト教をめぐる「連帯」と「離反」
 「大正デモクラシー」の旗手・吉野作造/拠点としてのYMCA /新人会と少年中国学会/
 「宗教」と「科学」/吉野作造の苦悩

第二章 福田徳三と中国知識人――「共感」と「反感」のはざまで
 政治学の吉野作造と経済学の福田徳三/「解放」への共感と反発/中国講演の光と影/ソ
 連とアメリカ/福田徳三と胡適

第三章 河上肇と中国知識人――マルクス主義の「変奏」
 マルクス主義伝道者としての河上肇/「宗教的真理」と「科学的真理」/李大サの宗教観/
 陳啓修の宗教観/河上肇と毛沢東

第四章 堀江貴一と張公権――挫折した自由貿易主義の理念
 忘れられた大正デモクラット・堀江帰一/中国銀行と日本/張公権と停兌令/堀江帰一の
 貨幣・銀行論/中国銀行則例改正をめぐる攻防/満蒙をめぐる葛藤/理想と現実のはざま
 で

第五章 今井嘉幸と李大サ――アジア主義の同床異夢
 李大サの師・今井嘉幸/北洋法政専門学堂と『中国国際法論』/『建国後策』と「省制と憲
 法」/今井嘉幸の「大亜細亜主義」/隠された師弟関係

第六章 朝河貫一と胡適――祖国の「民主」を求めて
 日中「知米」派の交流/日中関係への期待と不安/「国故整理」と「封建」/
 日中戦争とアメリカ参戦をめぐる攻防/祖国からの裏切り

  第二部 大正デモクラットと戦後民主主義

第七章 小泉信三と戦後天皇制――君主をめぐる公と私
 戦後民主主義と天皇/大逆事件をめぐる思索 /「不合理的なもの」としての愛国心/福澤
 諭吉の「発見」/天皇像をめぐる相克/戦後天皇制のジレンマ

第八章 高橋誠一郎と戦後文化・教育行政――連続する「協同」理念
 マルチプレイヤーとしての高橋誠一郎/学生時代の高橋誠一郎/協同主義と浮世絵/
 連続する「文化国家」の理念/大正デモクラシーから戦後民主主義へ

結 論
 大正デモクラットと中国/知識人の「周縁化」/黎明会の終焉/日中「知識人」の乖離/
 大正デモクラットと戦後民主主義

 註
 参考文献
 おわりに
 索引
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