人生の半ば
音楽の開かれた地平へ
はしがき
T 二十一世紀への眼差 二十一世紀を前に「真の前衛」を考え直す コスモロジー―音楽にいま問われるもの
U 原風景 広大さ、みちのくの一つのプロフィール 前衛音楽故郷へかえる 作曲家のコスモロジー(対談 武田明倫、湯浅譲二) ことばのパフォーマンス―水
V 実験工房 実験工房と瀧口修造 実験工房とメシアン―五〇年代からいまへ 実験工房のこと、そして若い作曲家への提言 ―新しい音楽の世界を切り拓いたエネルギー(対談 河野保雄、湯浅譲二)
W 海外演奏記 ギリシャの空・パリの寺院 デルフィのための儀式―真夜中の太陽 「シーンズ・フロム・バショー」初演まで
X 人 批判的武満論 遮られない休息≠―追悼 武満徹 官能美生んだ豊穣な想像力―アルチザンとしての武満徹 谷川俊太郎と音楽 寿夫さんのこと ケージと<籠>あるいは<檻> 一音成仏(対談 尾高忠明、湯浅譲二)
Y 音楽教育 未来をつくる総合音楽大学 遠い 《音学》 より身近な 《音》 を―現代音楽の教材化を考える 声をめぐっての授業 日米共通の閉鎖性―現代音楽教育の最先端から
Z 音楽とは何か 枠―現代音楽のフィールド 記号と私―視座の転回としての記号論 現代音楽の精神構造について 芸術におけるこころ 音響エネルギー運動体としての音楽 音楽・情報・コンピュータ 現代音楽と能 音楽のコスモロジーとテクノロジー 音楽と無意識―一作曲家のコスモロジーから
[ コスモロジーの反映として 音響としての声(聞き手=柿沼敏江) 劇場 この非劇場的なもの―エンヴァイラメンタル・メディアとして 時間性と私―作曲の現場から 芭蕉の音楽性―音響的メタ・メッセージ 日本の心と現代音楽
\ 自作品解説 内触覚的宇宙/プロジェクション・トポロジク/相即相入/ホワイト・ノイズによるイコン ほか全31作品
湯浅譲二 年譜・作品表
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