井筒俊彦の東洋哲学

はじめに
第T部 セム系宗教思想と「東洋哲学」――イスラーム、ユダヤ教、キリスト教 第一章 「東洋哲学」とイスラーム研究 鎌田 繁 第二章 井筒俊彦とカトリックの霊性 若松英輔 第三章 近代ユダヤ教正統主義におけるコスモスとアンチコスモス 市川 裕 第四章 「神秘哲学」から「東洋哲学」へ 島田勝巳 第五章 イスマーイール・シーア派思想と井筒俊彦 野元 晋
第U部 形而上学と東洋思想 第六章 形而上学的体験の極所――「精神的東洋」とは何か 氣多雅子 第七章 井筒俊彦と華厳的世界――東洋哲学樹立に向けて 安藤礼二 第八章 井筒俊彦における禅解釈とその枠組み 金子奈央 第九章 井筒俊彦が開顕する仏教思想――比較宗教思想的地平から如来蔵思想をみる 下田正弘
第V部 未来へ向けて――「東洋哲学」の展開
第十章 東洋思想の共時的構造化へ――エラノス会議と「精神的東洋」 澤井義次 第十一章 井筒「東洋哲学」の現代的意義――兼ねて郭店『老子』と『太一生水』を論ず 池澤 優 第十二章 東洋における言語の形而上学 ロペス・パソス フアン・ホセ 第十三章 根源現象から意味場へ――思考を生む知性の仕組みを辿る 小野純一
あとがき
井筒俊彦研究文献一覧 長岡徹郎(作成)
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