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目次
ライヒャルト
A5判/上製/592頁
初版年月日:2017/12/25
ISBN:
978-4-7664-2489-8
 
(4-7664-2489-1)
Cコード:C3073
税込価格:15,400円
ライヒャルト
ゲーテ時代の指導的音楽家

目次

序 論
           
第一章 ライヒャルトの豊かな音楽生活
 第一節 ライヒャルト略伝
  (1) プロイセンの宮廷楽長になるまで
  (2) フリードリヒ大王の宮廷における楽長の仕事
  (3) 宮廷外の活動に向けられた情熱
  (4) 「ロマン派の宿泊所」とその客たち
  (5) フランス革命支持者からプロイセン愛国者へ
 第二節 音楽評論家としての活動

第二章 ライヒャルトとオペラ
 第一節 イタリア・オペラとフランス・オペラ
  (1) グルックとの邂逅
  (2) ライヒャルトのオペラ改革
  (3) 理想のグルック像を作り上げた功績
 第二節 ドイツ・オペラ
  (1) 北ドイツとウィーンのジングシュピールの違い
  (2) ゲーテとの共同制作
  (3) ドイツ・オペラ発展のための諸々の試み
 第三節 北ドイツにおけるライヒャルトの作品への評価

第三章 ライヒャルトとリート
 第一節 リート作曲家としての活動
  (1) リート史上における第二次ベルリン・リート派の位置づけ
  (2) 二度の転機
  (3) ライヒャルトにとってのリートの理想
 第二節 北ドイツの同時代人たちのリート観
  (1) リートの大家としてのライヒャルト
  (2) 北ドイツにおける第二次ベルリン・リート派の影響力
 第三節 『少年の魔法の角笛』とライヒャルト
  (1) 『角笛』第一巻完成までの経緯
  (2) アルニムの論文『民謡について』とその民謡観

第四章 ライヒャルトと宗教音楽
 第一節 「真の教会音楽」をめぐる問題
 第二節 ライヒャルトにとっての「真の教会音楽」
  (1) パレストリーナの教会音楽の再発見
  (2) 宗教音楽家としてのヘンデルとバッハ
  (3) ライヒャルトによる古楽の保護活動と宗教音楽作品
 第三節 ライヒャルトの与えた影響について
  (1) ヴァッケンローダーの宗教音楽観と「ベルクリンガー」像
  (2) ホフマンの宗教音楽観と古楽の保護活動
  (3) 大聖堂に喩えられた音楽

第五章 ライヒャルトと器楽
 第一節 器楽作曲家としての活動
 第二節 ウィーン古典派との関係
  (1) ハイドンとモーツァルトの音楽の真価を認める過程
  (2) ベートーヴェンの才能への高い評価
  (3) ライヒャルトとホフマンの見解の比較
 第三節 ライヒャルトの音楽美学思想
  (1) 音楽とは何か
  (2) 声楽と器楽の価値をめぐるパラダイム変換とライヒャルト
  (3) ロマン主義の音楽思想との関係

結 論

 略記号一覧
 注
 年譜
 あとがき
 参考文献一覧
 図版出典
 楽譜出典
 作品名索引
 人名索引
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