情報とグローバル・ガバナンス
インターネットから見た国家
1 情報技術は革命を起こせるか
2 ネットワーク時代の国家 2.1. コーディングとデコーディング 2.2. 情報と国家 2.3. 国際政治におけるサイクル 2.4. 情報国家の三つのタイプ 2.5. サイバースペースとガバナンス 2.6. 情報とエンパワーメント
3 大英帝国のネットワーク 3.1. 大英帝国の台頭 3.2. 電信の発明と電信ネットワークの国際的拡張 3.3. 無線電信の発明 3.4. 電信ネットワークの管理と活用 3.5. ガバメント型情報国家としての19世紀英国
4 米国とインターネット 4.1. 電信から電話へ 4.2. インターネットの「発見」と米国の情報通信政策 4.3. ニュー・エコノミー論とディジタル・ディバイド論 4.4. 米国の情報エージェント 4.5. ガバナンス型情報国家としての米国
5 中国のインターネットへの挑戦 5.1. 中国のネット・パラドックス 5.2. 通信市場の改革とWTO加盟 5.3. インターネットの普及 5.4. 政府情報化とLinux 5.5. 独占型情報国家としての中国
6 国際機関とインターネット・コミュニティ 6.1. 三つのグループによるガバナンス 6.2. 電子商取引をめぐる調整 6.3. ドメイン・ネームをめぐる調整 6.4. ICANNとナショナリズム 6.5. 政府とインターネット・コミュニティ
7 情報のコントロールと市民のエンパワーメント 7.1. 兵器としての暗号 7.2. 三つの兵器管理枠組と暗号管理 7.3. 公開鍵暗号の発明と電子商取引 7.4. 米国の暗号政策 7.5. 国際的な暗号管理体制の模索と反対運動 7.6. 政府と市民のパワー・ゲーム
8 情報の共有と新しいコード 8.1. 解き放たれた音楽 8.2. レコード業界との戦い 8.3. コードの拡散と進化 8.4. オープンソース運動 8.5. 古い秩序と新しいコード 8.6. コントロール革命とグローバル・コミュニティ
9 情報とグローバル・ガバナンス 9.1. レクサスと柳の木? 9.2. ガバメントの限界とガバナンスの可能性 9.3. 情報の共益性
あとがき 参考文献 主要参考文献・資料 参考URL 付表 インターネットの歴史 索引
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