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独立自尊を生きて
四六判/並製/204頁
初版年月日:2017/10/20
ISBN:
978-4-7664-2477-5
 
(4-7664-2477-8)
Cコード:C0034
税込価格:1,980円
独立自尊を生きて

目次

まえがき

 第一部
1 闘病十三年「是々非々」培う――街づくりに曾祖父・諭吉の志
2 祖父の遺産 豊かな生活――生粋の「慶應ボーイ」優しい父
3 口癖は「なにくそ」の気概――「戦争ごっこ」兄らと駆け回る
4 手品・洋食、恒例の親戚会――時事新報の最期 緊張の一日
5 「大先生」曾祖父の姿追う――入試の難関、くじけずに合格
6 精鋭のB組、年上に勝利――母肝煎りのピアノは続かず
7 夏休み定番 売却に落胆――出征繰り返す担任 戦争の影
8 結核 通学できず挫折感――福島へ疎開 級友らと別れ
9 寒さで衰弱 通学は二日――貧しい食卓 終戦の報に安堵
10 下目黒の家丸焼け 無残――苦しい家計 豊かさは思い出
11 失意の葉山 衰える体力――在宅に限界 秦野の療養所
12 寝たきり生活 母の献身――先輩患者「エゴイストになれ」
13 新薬投与 効果てきめん――神父に諭され病床で洗礼
14 諭吉自伝 知識欲を刺激――散歩できるまで回復、退院
15 大検経て合格 塾生復帰――論文試験「独学自尊」で突破
16 狐狸庵先生に講演依頼――読書合宿、E・H・カーに学ぶ
17 結核・年齢で門前払いに――「治癒なら可」三菱地所に内定
18 新入社員に「仕事はない」――文書係配属、牛島学校に学ぶ
19 組合報で「だだっ子」批判――職場替われど仕事に没頭
20 留学前に対面、即断即決――三菱重工ビル爆破 九死に一生
21 沈む米国経済 事業縮小――ビジネスだけの街 限界知る
22 一業種一店は時代遅れ――テナントの不満解決に奔走
23 テナントに「丸の内離れ」――営業畑から異例の社長就任
24 NYビル事業に荒療治――ロックフェラー氏、猛抗議
25 商法違反で人事大なた――社員から熱意こもる年賀状
26 取引先への虚礼は廃止――岩崎小弥太の精神 立ち戻る
27 丸の内 新陳代謝へ決断――阪神大震災が発生、背中押す
28 出店依頼 若手の声重視――街ぐるみで音楽祭、風物詩に
29 守る 変える 貫いた信念――企業の礎は人 そして家庭

 第二部
私にとっての福澤諭吉
丸の内経済再生――不況の中の経営判断
今こそ老舗の精神に戻れ

 年表
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