ダンテ『神曲』における数的構成

はじめに
第1章:一ドル札に隠された数の象徴
第2章:古代・中世における数の思想 1. 自然界のあらゆるものの背後に数がある 2. キリスト教における数の意味―数が神へと導く― 3. 神の御心を解く鍵としての数 4. 自然界に潜む《数》と創作活動 5. 数とは《性質》や《出来事》を表わす表徴数である
第3章:聖書における数の読み解き方
第4章:『神曲』はなぜ数に従って構成されているのか 1. 構成の意味 2.近年目覚ましい発展を遂げた『神曲』の数的研究 3.『神曲』の詩の形式:聖数《3》 4.『神曲』における微視的構造と巨視的構造の照応:聖数《1》 5. 最小から最大まで第一の基本単位:《1》と《3》
第5章:『神曲』―照応世界― 1. 場所の照応 2. 脚韻の照応 3. 脚韻数の照応 4. 歌章の詩行数の照応 5. 詩行数の照応 6.『神曲』の第3の基本単位:《7》と《17》 7. 自己相似性の構造 8. 自由意志
第6章:『神曲』の内部システム 1. 罪を表わす象徴数《11》 2. 象徴数《5》の意味 3. 地獄篇における「愛amore」 4. Amore の規則的な配置 5. シンメトリーの中のシンメトリー 6. ベアトリーチェ数《3》と《9》=《39》
第7章:ゲマトリア(数値等価法)による解法 1.Beatrice のゲマトリア数61 による構成 2.Dante Alighieri のゲマトリア数118 による構成 3. 『神曲』の各篇に表わされるゲマトリア数
結び
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