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目次
幕藩制転換期の経済思想
A5判/上製/314頁
初版年月日:2016/04/15
ISBN:
978-4-7664-2332-7
 
(4-7664-2332-1)
Cコード:C3033
税込価格:5,400円
幕藩制転換期の経済思想

目次

 序 本書の視点と各章の位置づけ   小室正紀

第1章 「道を知る」こと ―― 学問の転換期と頼春水
ベティーナ・グラムリヒ=オカ(山本嘉孝訳)
  はじめに ―― 学問の転換期
 1 父親による投資
 2 人名録を携えて
 3 ネットワークへの参加とその費用
 4 ネットワークのさらなる拡大
 5 学問の活用
 6 帰郷への思い
 7 ネットワークの構築者として
  おわりに

第2章 近世高砂社の芸能興行と賑わい   塩川隆文
  はじめに
 1 興行の推移
  (1)明和九年の祭礼芝居
  (2)寛政八年の尉姥神像遷座と芸能興行
  (3)寛政期以降の芸能興行
 2 興行の種類・担い手・出願理由
  (1)興行の種類
  (2)興行の担い手
  (3)興行の出願理由
 3 興行の出願過程
 4 不許可・中止になった興行
 5 高砂に常芝居はあったか
  おわりに

第3章 伊能忠敬の経営観と家 ―― 文化期の書簡から   田口英明
  はじめに
 1 伊能忠敬の略歴と佐原本家の動向
  (1)伊能忠敬の略歴およびその家族
  (2)佐原本家の経営動向
 2 文化期佐原本家の経営基本方針
  (1)貸金の停止
  (2)酒造業の休止
  (3)「帳合」の重要性
 3 利得・価格・費用に対する姿勢
 4 「手強家内取締の世話人」 ―― 能力者の採用
  おわりに

第4章 大坂両替商草間直方の貨幣史
―― 『三貨図彙』の著作意図をめぐって   小室正紀
  はじめに
 1 草間直方と『三貨図彙』
  (1)経歴
  (2)『三貨図彙』の概要
 2 主意書、凡例に見られる著作の意図と姿勢
 3 「銭之部」の主要論点と視角
  (1)皇朝十二銭をめぐる問題
  (2)中世から寛永通宝体制の成立へ
 4 「金之部」「銀之部」の主要論点と視角
  (1)江戸時代金銀貨制度成立の意義
  (2)元禄宝永改鋳批判
  (3)正徳享保改鋳批判
  (4)元文改鋳への賞賛
  おわりに

第5章 海保青陵の富国策 ―― 経世済民から経営へ   青蜿~子
  はじめに
 1 海保青陵が捉えていた経済社会と「治国」の目的
 2 資金調達方法と「元手」の重要性
 3 「国ノ富」と「興利」策
 4 「諸藩」への提言、生産力の増強と「産物マワシ」
  おわりに

第6章 社倉法にみる経済思想 ―― 近世後期の広島藩における社倉法理念   落合 功
  はじめに
 1 広島藩の社倉法の実施と展開
 2 広島藩社倉法実施の思想史的背景
 3 『社倉攷意』に見る近世後期の社倉法理念
  おわりに

第7章 本多利明の蝦夷地開発政策論 ―― 天明〜寛政期を中心として   宮田 純
  はじめに
 1 蝦夷地を主題とした実績の編年的整理と分析方法
 2 T期の実績について ―― @『大日本国の属嶋北蝦夷の風土艸稿』、
   A『別本赤蝦夷風説考』、B『赤蝦夷風説考』
 3 U期の実績について ―― C『蝦夷拾遺』、D『蝦夷国風俗人情之沙汰』の
   「序文」、E『蝦夷土地開発愚存の大概』、F『利明上書』
 4 V期の実績について ―― G『蝦夷乃道知辺』
  おわりに

第8章 蝦夷地政策論に見る日本経済観
―― 享和元年の三奉行による建議を中心に   橋 周
  はじめに
 1 享和元年の蝦夷地
 2 『三奉行建議書』と柳生久通
  (1)『三奉行建議書』
  (2)勘定奉行柳生久通
 3 海外貿易をめぐる議論
  (1)柳生の建議
  (2)他の奉行の見解
 4 蝦夷地開発をめぐる議論
  (1)柳生の建議
  (2)他の奉行の見解
  おわりに

  あとがき
  索引
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