アルテ・ポーヴェラ
戦後イタリアにおける芸術・生・政治

序 論 第一章 否定の力 ―― 芸術、テクノロジー、マスメディア 1 アルテ・ポーヴェラの誕生 2 ジェルマーノ・チェラントの批評戦略 3 マスメディアとイメージ 4 「あべこべの反映」 ―― ミケランジェロ・ピストレット「鏡絵画」におけるスペクタクルの両義性 第二章 トリノの地政学 1 ブリコラージュ ―― 素材と行為 2 居住空間と都市空間 3 デポジト・ダルテ・プレゼンテ 4 「同逸名」 ―― アリギエロ・ボエッティによる地図製作の方法
第三章 実践のパラダイム 1 作用=行為 2 言説のポリティクス 3 ポイエーシスとプラクシス 4 イメージの「作者たち」 ―― ジュリオ・パオリーニの初期作品をめぐって
第四章 前衛以後の古典主義 ―― 1970年代の転回 1 アルテ・ポーヴェラ以後 2 破壊される石膏像 ―― ヤニス・クネリスにおける「イコノクラスム」 3 反復する石膏像 ―― ジュリオ・パオリーニと「シミュラークル」 4 石膏像と古典主義 ―― ジョルジョ・デ・キリコと形而上絵画の系譜
第五章 更新されるアルテ・ポーヴェラ ―― 1980年以降の受容 1 「ノット・アート」 ―― 歴史化と再解釈 2 ミュージアムの論理 3 再制作 / 再構築(不)可能性 4 歴史的庭園と「開かれた修復」 ―― ジュゼッペ・ペノーネ《流形彫刻の庭園》
結 論
註 あとがき 関連展覧会出展作品リスト・主要著作目次 関連年表 1962―72年 参考文献 図版リスト 人名索引
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