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目次
熱狂と動員
A5判/上製/544頁
初版年月日:2015/12/15
ISBN:
978-4-7664-2285-6
 
(4-7664-2285-6)
Cコード:C3031
税込価格:7,700円
熱狂と動員
一九二〇年代中国の労働運動

目次

 序 章
1 社会現象としての中国労働運動
2 中国労働運動史をめぐる研究史
3 広東・上海・武漢における労働運動の特徴
4 一次史料と二次史料の扱いについて
5 本書の構成

 第一章 熱狂する社会 ―― 本書の視点
1 熱狂する社会について ―― 大衆社会論の問題意識
2 孤立した集団
3 「孤立した集団」をめぐる議論への視点の追加 ―― イデオロギーとジェンダー
4 本書の仮説

 第二章 広東の動員装置
1 広東労働者をめぐる諸環境
2 広東における国共両党の党組織 ―― 一九二〇〜二七年
3 広東における国共両党の労働者組織 ―― 一九二一〜二六年

 第三章 党による広東労働者の動員
1 動員技術としての「ストライキ」 ―― 一九二二年
2 政府軍傭兵部隊としての糾察隊 ―― 一九二四年
3 混沌と紛争の拡大 ―― 一九二五〜二六年

 第四章 上海の動員装置
1 上海労働者をめぐる諸環境
2 上海における国共両党の党組織 ―― 一九二〇〜二七年
3 上海における国共両党の労働者組織 ―― 一九二四〜二七年

 第五章 党による上海労働者の動員
1 党による動員の「失敗」―― 一九二二年
2 失業工頭と「打廠」戦術 ―― 一九二五年二月
3 混沌と紛争の拡大 ―― 一九二五年五月以降

 第六章 武漢の動員装置
1 武漢労働者をめぐる諸環境
2 武漢における国共両党の党組織 ―― 一九二〇〜二七年
3 武漢における国共両党の労働者組織 ―― 一九二二〜二七年

 第七章 党による武漢労働者の動員
1 内陸の労働運動と党の接触 ―― 一九二二〜二三年
2 党による再動員と蕭耀南政権の弾圧 ―― 一九二五年六月
3 混沌と紛争の拡大 ―― 一九二六〜二七年

 終 章
1 三地域の共通点
2 三地域の相違点
3 結論 ―― 政治的含意と現代中国への展望

参考文献
あとがき
索 引
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