テクストとは何か
編集文献学入門

序 編集文献学とは何か 明星聖子
T 古典とは何か 第1章 西洋古典テクストの伝承と校訂 ―― プラトン『ポリテイア(国家)』 納富信留 第2章 著作集編集と「古典」の成立 ―― ゲーテ『若きウェルテルの悩み』 矢羽々崇
U 聖典とは何か 第3章 聖なるテクストを編集する ―― 新約聖書 伊藤博明
V 作品とは何か 第4章 ヨーロッパ中世の俗語文学 ―― チョーサー『カンタベリー物語』 松田隆美 第5章 可能態としてのテクスト ―― ムージル『特性のない男』 北島玲子
W 上演とは何か 第6章 演劇テクストの作者は誰? ―― シェイクスピア『ハムレット』 井出 新 第7章 歌劇の「正しい」姿? ―― ワーグナー《タンホイザー》 松原良輔
X 作者とは何か 第8章 モダニズムのテクスト ―― フォークナー『響きと怒り』 中谷 崇 第9章 遺稿編集の問題 ―― ニーチェ『権力への意志』 トーマス・ペーカー(矢羽々崇訳)
終 章 テクストとは何か ―― カフカの遺稿 明星聖子
結 テクストを読み解く技法 納富信留
人名索引
|