ソロヴィヨフ 生の変容を求めて

凡 例 はじめに
第一章 ロシア的霊性 無神論体制下のロシア正教会 / 異なるものが切り離されず一体であること / イコン・永遠 の窓・教会 / ロシアの修道院の霊性 / 聖霊、パラクレートス / 恩恵と自由意志 / 変わ ること、変わらざること
第二章 ソロヴィヨフ 非分離の精神 哲学者ソロヴィヨフ、その終焉の地から / その哲学的視点、非分離の精神 / グレゴリオ ス・パラマースに示される東方正教会の視点 / ソロヴィヨフの哲学的「非分離」の精神の意 味するところ
第三章 「ソフィア」の理念とロシア・ソフィオロジー ロシアにおけるソフィアの理念 / ソロヴィヨフの全一体験 / ロシア・ソフィオロジー / ソロ ヴィヨフにおけるソフィアの理念 / 具体的全一態と排他性 / 物質の意味 / 概念的分析 的思惟を超える智恵 / ソフィア論と悪の問題 / ソフィアと世界霊魂
第四章 ソロヴィヨフとトルストイ 『三つの会話』における無抵抗主義への批判 / トルストイとソロヴィヨフ / 道徳家トルスト イの信条 / 批 判 / 死と復活 / 第三のもの、善の息吹 / アンチ・キリスト / 主我性の 優位、人神 / 個であって全てに連なるもの
第五章 全一的総合に向けて 主観性の優位、他性の回復 / 根底的変容への意欲 / 「神人性に関する連続講義」 / 人間の成熟 / ドストエフスキーとソロヴィヨフ / 「全一」、「全て」と「一」 / 愛についての 佳作、『愛の意味』から / 神人性の普遍的実現 / 神人性、カルケドン公会議 / 詩人ソ ロヴィヨフ
結 び あとがき
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