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憲法の優位
A5判/上製/384頁
初版年月日:2012/11/20
ISBN:
978-4-7664-1997-9
 
(4-7664-1997-9)
Cコード:C3032
税込価格:6,600円
憲法の優位

目次

序 言

T 公法の50年間の発展
 A. 現行公法史は何のためにあるのか?
 B. 50年代の公法建設期
  T. 建設期における法のメルクマール
  U. 法発展の第一段階における公法の構造メルクマール
 C. 建設期後の法発展―社会の変動および新しい国家任務への回答
  T. 社会の変遷――新しい国家任務――法の複合的リアクション
  U. 計画と、地域的計画に関する法
  V. 環境保護と環境法
  W. リスク
  X. 民営化――規制緩和――迅速化
 D. ヨーロッパ化と国際化――基本法の下における公法の第二期
  T.  ヨーロッパ化という根本現象――自律的法秩序から一構成国の法秩序
     への変遷
  U. 比較現象としての憲法化とヨーロッパ化
  V. 国内法秩序の間および国内法秩序と共同体法秩序との間の相互作用
 E. 結語

U 立憲国家の歴史的考察
 第1章 1866年までのドイツにおける立憲国家の発展
  T. ドイツにおける立憲国家の成立
  U. 1866年までの立憲君主制の発展の諸段階
 第2章 19世紀ドイツ立憲主義とワイマール時代における立憲国家性
  T. 立憲国家化の限界としての立憲主義における二重の正当性原理
  U. 立憲主義と憲法裁判権
  V. 法律に対する憲法の優位
  W. ワイマール共和国における憲法と憲法裁判権
  X. 基本法の観点からみた立憲主義
 第3章 19世紀ドイツ立憲主義における基本権の法的効果と作用
  T. 超憲法としてのフランス人権宣言
  U. 政治的進路規定・目標規定としての、19世紀における基本権
  V. 19世紀における基本権政策の種々の段階

V 憲法の優位と憲法裁判権
 第1章 憲法の優位
  T. 憲法の優位と憲法裁判権
  U. 1933年以前のドイツと比較したアメリカモデル
  V. 優位原理を有する憲法秩序と有しない憲法秩序
  W. 別の憲法理解と優位の範囲
  X. 部分憲法の理論による憲法の充塡
  Y. 憲法裁判権から帰結される諸問題
 第2章 憲法の優位と法律の独自性
  T. 問題の設定
  U. 基本法の法的効用と憲法の政治作用の問題
  V. 憲法と法律との現実の関係に見られる様々な段階
  W. 所有権を例にした個別の法分野における憲法の優位の有意性
  X. 法律にとって憲法の優位から生じる次なる問題
  Y. 憲法と法律の関係に関する現下の議論
 第3章 憲法と家族法――やっかいな血縁関係
  T. 憲法と家族法との関係における多様な状況
  U. 立法および憲法判決の対象としての重要な家族法上の問題領域
  V. 優位性
 第4章 ヨーロッパ化、国際化と連邦憲法裁判所
  T. 憲法裁判権の発展
  U. 憲法裁判権の状況の概観
  V. ヨーロッパの文脈における連邦憲法裁判所
 第5章 国家の変遷――主権の装甲をこじ開ける
  T. 多重レベルシステムとしての世界の法的構造
  U. 閉じた国民国家という類型――明確な境界を持つ国家
  V. 開かれた国家という現代の国家類型
  W. 国家の外の領域に開くことに関する憲法諸条項の体系化
  X. 国際機構の高権に関する開放条項
  Y. 国際機構への加盟
  Z. 国際法につき国家を開放すること
  [. 国家・EU・国際レベルの全体状況

監訳者あとがき
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