アジアにおける「知の伝達」の伝統と系譜

序 山本 正身
居初つなの仕事と著述 石川 透
儒学学習における「身体知」の含意について ――「素読」「身体」「言語」を鍵概念として 山本 正身
漢代画像石研究より見た 魏晋画像磚の図像解釈についての二・三の憶説 桐本 東太
伝統中国の官僚道徳規範とその変容 山本 英史
ベトナム阮朝期初学教育テクストの中の国土・国史 ――『啓童説約』の検討 嶋尾 稔
教育メディアから見るインドネシアの アラブ系住民による教育活動の変容 ――20世紀前半におけるイルシャードの学校の教科書と カリキュラムを事例として 山口 元樹
アラブのインド洋航海技術書の成立 栗山 保之
メディアとしての「預言」、「宣教」、そしてヒエラルキア ――初期イスマーイール派思想家スィジスターニーの 著作からの邦訳二題 野元 晋
15-16世紀ダマスクスにおけるウラマーの学習過程 ――イブン・トゥールーンの事例を中心に 苗村 卓哉 中世後期アラブ地域における複合宗教施設の教育機能 ――カイロのハサン学院の場合 長谷部史彦
中世アラブ社会におけるワアズとワーイズ ――その教育的側面を中心に 太田(塚田)絵里奈
モリスコの伝える知 ――アルモナシド・デ・ラ・シエラ写本を通して 佐藤健太郎 あとがき
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