マルクス経済学

はしがき
第1章 マルクスの人間論 ――唯物論としての人間・自然・生産関係 I 土台としての生産活動 II 上部構造の唯物論的理解 III 土台が上部構造を規定するとはどういうことか
第2章 商品生産社会としての資本主義 ――資本主義的生産力の量的性格、自己増殖する価値としての資本 I 商品生産が一般化する条件としての生産力 II 生産物と商品――具体化された唯物論的人間観としての商品交換 III 商品としての貨幣 ――具体化された唯物論的人間観としての貨幣目的 IV 自己増殖する貨幣としての資本 ――具体化された企業の生産目的としての貨幣増殖
第3章 工業社会としての資本主義 ――資本主義的生産力の質、労働指揮権としての資本 I 「労働指揮権」としての資本 II 剰余価値の量的変動 III 非工業部門における「産業革命」と資本主義化
第4章 資本主義の発展と死滅――蓄積論 I 資本主義の生成・発展・死滅を説明するモデル ――マルクス派最適成長モデル II 蓄積捨象の場合の再生産条件――単純再生産 III 剰余価値の資本への転化――拡大再生産 IV 資本主義的蓄積の一般的傾向――資本主義的蓄積の終焉 V 原始的蓄積と国家資本主義
第5章 資本主義的生産に先行する諸形態 I 迂回生産システムの飛躍的発展としての農業革命 II 手工業における前封建制社会と封建制社会 III サルが人間になるについての狩猟の役割
補論1 マルクス派最適成長論の分権的市場モデル 補論2 階級関係を組み込んだマルクス派最適成長モデルとその含意 補論3 牛耕の導入と普及による農家経営規模格差の変動モデル 数学付録 動学的最適化問題の解法について
参考文献 索引
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