西部戦線異状あり
第一次世界大戦とイギリス女性作家たち

はじめに戦争ありき 河内恵子
戦争の影をを求めて ―『歯科記録』からドロシー・リチャードソンの『遍歴』を読む 大道千穂
女たちの戦争 ―レベッカ・ウェストの『兵士の帰還』を読む 大道千穂
もう一人のジェイコブ ―ヴァージニア・ウルフの『ジェイコブの部屋』と戦争 出渕敬子
不在の戦争、あるいは享楽の反復 ―キャサリン・マンスフィールドの「至福」を読む 遠藤不比人
心に開いた生の傷 ―メイ・シンクレアの『ロマンティック』を読む 遠藤不比人
「戦争は私の信念を裏切り、私の愛を嘲った」 ―ヴェラ・ブリテンの『青春の遺言書』と『暗い満ち潮』を中心に 上田敦子
中間地帯(ノーマンズランド)という居場所 ―ラドクリフ・ホールの『孤独の泉』を読む 河内恵子
母と娘が紡ぐ残酷物語 ―ヘレン・ゼナ・スミス『西部戦線異状あり―戦争の継子たち』を読む 河内恵子
戦争という歴史/物語 ―21世紀の今、第一次世界大戦文学は? 河内恵子
参考文献 索引
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