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目次
ローマ帝国時代のブリテン島
A5判/上製/424頁
初版年月日:2011/05/30
ISBN:
978-4-7664-1641-1
 
(4-7664-1641-4)
Cコード:C3322
税込価格:5,280円
ローマ帝国時代のブリテン島

目次

 日本語版に寄せて(ポール・ラングフォード)
 監修者序文(ポール・ラングフォード)
 日本語版監修者序文(鶴島博和)
 第一巻への序文
 謝辞
 凡例
 図版一覧
 巻末地図一覧

序論    ピーター・サルウェイ
ローマン・ブリテンの最後
考古学と文献史料
ローマン・ブリテン研究における新要素

第一章 ブリテン島の変容 ―カエサルの遠征からボウディッカの反乱まで    ティモシー・ウィリアム・ポター
複合的な社会――先史時代のブリテン諸島
ユリウス・カエサル
ローマがブリテン島に与えた影響――クラウディウス帝による征服以前
ブリテン島に対するローマの態度
クラウディウスの侵攻
軍事統制の確立
カラタクスとカルティマンドゥア
ネロ帝治世のブリテン島
女王ボウディッカ

第二章 新たな出発 ―ボウディッカの敗北から三世紀まで    マイケル・フルフォード
史(資)料
ボウディッカの反乱後
フラウィウス朝期の侵攻
スコットランドからの撤退
都市の発展
社会基盤整備(インフラストラクチャ)と経済
軍備強化
経済的統合
民間施設の事業計画とその遂行
小規模な都市的集住地と農村集落
属州ブリタンニアの富
両アントニヌス帝期のスコットランド
暴動、内乱、そしてその後
都市周辺の防御施設とその背景
平和と防備削減
都市の変化
ブリテン島南部と東部の沿岸部における軍事的新展開
三世紀の終幕

第三章 古代末期のブリテン島 ―四世紀以降    P・J・ケイシー
四世紀のブリテン島
四分統治体制(テトラルキア)
地域主義
軍隊
コンスタンティヌス朝期のブリテン島
内乱とその後
「蛮族の共謀」
マグヌス・マクシムス
四世紀末のブリテン島
宗教
ローマ支配の終焉

第四章 属州ブリタンニアにおける文化と社会関係    ジャネット・ハスキンソン
ローマ時代のブリテン島についての理解
史(資)料
ブリテン島を属州に変える
文化変容――受容と抵抗
北方辺境の共同体
文化的価値観
四世紀のウィッラ
モザイク画
壁画と彫刻
結論

第五章 景観への影響 ―農耕、定住地、産業、インフラ    リチャード・ヒングリー、デイヴィッド・マイルズ
景観
古環境データをもたらすもの
林地
沖積土と崩積土
耕作
作物
人口――ローマ時代のブリテン島にはどれくらいの数の人が住んでいたのか
農牧地の景観
セトルメント・パターンと定住地の形態
産業と景観
神聖なる景観
ローマという幕間劇の終焉

第六章  世界の縁 ―帝国最前線とその向こう側    デイヴィッド・J・ブリーズ
古代の地勢
国境地帯の地図上の位置
戦争の原因
国境地帯の性格
国境地帯での取り締まり
協約
軍隊
物資供給
先住民とその居住地
ローマの衝撃
宗教
国境地帯を越えたモノ
隣国としてのローマ
国境地帯の位置が定まった理由
結論

結論    ピーター・サルウェイ
ブリテン島とローマ
征服と「ローマ化」
ローマ帝国の一部となって
ローマ人の見たブリテン島とブリトン人
軍隊
皇帝のお出まし
法規・文書・識字能力
奴隷と自由
意志決定とその場所
後期ローマ帝国時代のブリテン島
教会
経済的変化
ブリテン島におけるローマ時代の「終焉」

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